
2012年、2番目に発表いたします新製品のボウタイは、スワロフスキー・ボウタイ・シリーズになります。“ボウタイ左右のエンディングに、クリスタルなスワロフスキー・ラインストーンが1粒ずつ配置され、この上なく高貴で美しい光を放ちます。 今や世界中で愛されているこのスワロフスキーは、フランスでは18世紀前半には登場していたボウタイから150年以上経った1895年にオーストリアのチロル地方に誕生しました。さらにそれから、100年以上経過した今、ボウタイとスワロフスキーはホロ爺のボウタイショップで出会ったことになります。 スワロフスキーが何故、他のクリスタルガラスよりもあんなに綺麗に輝くのかを御説明しますと、そもそもガラスは、ケイ石、石炭、ソーダなどを高温で溶かし、混ぜ合わせ製造しますが、これに酸化鉛を加えることにより、クリスタルガラスが出来上がります。クリスタルガラスは酸化鉛を8%程度以上含んだものをクリスタル、24%程度以上含んだものをフルクリスタルと言います。スワロフスキー社では酸化鉛を32%含んだ、透明度の高いフルレッド・クリスタルと呼ばれる最高級のクリスタルを製造しており、つまり、酸化鉛の含有量が上がるほど透明度や光の屈折率が高くなり、輝きを増すのです。




さて、このスワロフスキー・ボウタイは、多くの演奏家やパフォーマーの方々に是非とも、各地のステージの上で着けていただきたいボウタイです。想像してみて下さい。あなたの紡ぐ音と共に、あなたの襟元から、会場の一番後ろの席まで届く様々な色の混ざったクリスタルな輝き。妄想家の私の頭の中は、思わず世界中のコンサートホールへと瞬時にワープしてしまい、そのステージの上でステージライトを反射してきらめいている光景が鮮明に脳裏に浮かんできてしまったのです。ニューヨークの“音楽の殿堂”・カーネギーホール、ウィーン・フィルの本拠地1870年完成のヴィーナー・ムジークフェライン(ウィーン楽友協会大ホール)、ベルリン・フィルの本拠地・ベルリン・フィルハーモニー、パリのアール・ヌーヴォー様式建築のシャンゼリゼ劇場、1888年設立で音響抜群のオランダのコンセルトヘボウ、ロンドンのテムズ川南岸の座席数2,900席のロイヤル・フェスティバル・ホール、そして日本クラシック音楽の殿堂・サントリーホール。世界で名立たるこれらの名コンサートホールのステージで放たれる光をイメージしたその光の色彩からスワロフスキーストーンの種類をセレクトしました。そうです。今回の新製品は、全部で7つのコンサートホールに因んだ名前を付けました。 これらスワロフスキー・ボウタイが、実際にそのホールのステージに登る日は果たしていつでしょうか、そして、どなたが連れて行かれるのでしょうか、またまた夢が膨らんできました。その日を心待ちにしております。
2012年2月27日
ホロ爺のボウタイショップ
代表 有村英仁